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Interview

桒原直美|受講者インタビュー

メンタリングで「等身大の自分」を活かしながら、 未来を担う女性のキャリア支援をしたい

電子部品メーカー勤務

桒原 直美

受講コース
BCMA認定キャリアメンター®資格取得コース1期
プロフィール
長野県警察に約10年間勤務。初の女性刑事として主に犯罪被害者対策を担当。専業主婦、官公庁のパートなどを経て現在の電子部品メーカーに就職。社内では役員秘書及び広報・渉外業務を担当し、主にCSR を軸とした社会貢献活動を推進。プライベートではライフワークとして社会人向けのコミュニケーション教室の講師を担当。「女性のキャリア開発」「子育てに役立つコミュニケーション」「信頼関係を築く接遇やマナー」など、働く仲間やワーキングマザーを支援するコミュニケーションの専門家として活動中。

これまでのキャリアを教えてください。

長野県にある電子部品メーカーで、役員の秘書をしています。生まれも育ちもずっと長野県。最初のキャリアは警察官からスタートしました。私が20代の頃はまだ「女性は結婚したら家庭に入る」のが一般的だったので、結婚後は専業主婦に。その後、離婚を経て、両親のサポートを受けながら子ども2人を育ててきました。

離婚をきっかけに再度自分のキャリアを考え、手に職をつけようと産業カウンセラーの養成講座に通うことにしました。その講座で現在勤める会社の人事担当と出会い、声をかけてもらって今に至ります。入社後は未経験の秘書業務を習得するため必死で、産業カウンセラーの資格は取らずじまいになってしまったんですが、15年間、秘書の仕事にまい進してキャリアを積んできました。

「Career Mentor Academy」を受講しようと思ったきっかけはなんでしたか?

子どもたちも大学へ進学し、育児がひと段落ついたところで、自分が置き去りにしていた「やりたいこと」にもう一度向き合いたいと思ったからです。それは、これからの未来を担う若い女性たちのキャリアを支援すること。

身の回りを見渡したときに、男性中心な環境の中で自分のキャリアパスが見えなかったり、ライフステージの変化に不安を感じていたりと、今後のキャリアに悩む女性がまだまだ多いと気づきました。私自身も、キャリアを断念せざるを得なかった時期につらい思いをすることもあって。彼女たちに、自分と同じ思いをしてほしくないと思ったんです。

数年前にキャリアコンサルタントの資格を取得したのですが、そのときの仲間からの紹介でメンタリングとこの講座に出会いました。クライアントに直接アドバイスを行わないキャリアカウンセリングと異なり、メンタリングは自分の経験から得た教訓なども活かしながら相手を支援できる点に惹かれたんです。

講座を受講してみての感想を聞かせてください。

今までに経験したことのない、素晴らしい学びと出会いが詰まった時間になりました。

受講生の方は、経営者やプロのコーチなど立派なご経歴を持つ方ばかり。最初はついていけるか不安だったのを覚えています。ですが、グループワークでたくさんの方と対話させていただいたり、フィードバックをし合ったりする中で、皆さんはご自身の持っているスキル、経験値や知見を惜しみなくシェアしてくださるんです。その姿勢に感動しましたし、新たな価値観に触れてたくさんの学びを得ました。地方に住みながら一緒に学ぶ仲間が全国にできたことは、自分にとっての財産です。

メンタリングでは、メンターは一方的に教える立場にはありません。メンティの価値観を知って受け止めることで、それがまた自分の引き出しにもなるんです。年齢も肩書きも関係なく、共に学び合えるのがメンタリングの魅力ですね。

また、講座内で自分のこれまでの人生の棚卸をしたことも貴重な経験でした。今までしっかりと見えていなかった自分のコンプレックスも明らかになり、改めて等身大の自分と向き合えたと感じます。

講座を通じて、特に印象に残っている学びや自身の変化はありましたか?

具体的な学びとしては、聞き方やアドバイスの伝え方などの実践的なスキルが身に付いたと感じます。メンタリングで改めて傾聴について学び、単なる同調とは異なるのだと理解することができました。

今まで、人の話を聞くのは普通にできていると思っていました。ですが、さらに一歩踏み込んで、相手にとっての知見や次のアクションにつながる対話ができるようになったんです。

それから、「過去の振り返り」を行うワークも印象に残っています。自分はこれまで何を考え、どのように行動してきたのか。それがどう影響をもたらし、現在の自分につながっているのか。ワークに取り組むうちに、過去に直面した困難やつらい出来事は、すべて学びになっているのだと気づけました。

過去の経験からの学びは、また同じような状況に置かれたときに活かせます。さらにメンタリングでは、自分の経験や知識をもとに他者の成長を後押しすることができるので、これらをシェアすることで誰かの役にも立てるんです。

この先また大変なことが起こっても、むしろ自分がシェアできる学びの引き出しが一つ増えると思えば、前向きに乗り越えられそうだなと思いましたね。どんなこともプラスに捉えられるようになったのは自分の中でとても大きな変化です。

受講後、学びを通じてどのような変化がありましたか?

講座内でメンティを探してセッションをするという宿題が出たのをきっかけに、社内の方にお願いしてメンタリングを受けていただいたんです。そこで、自分がメンタリングによってキャリアを支援できる、という実感を持てましたね。

ある20代の女性社員からは「出産後、育児しながら管理職になれる気がしない」「今の仕事が楽しいから、産休や育休でキャリアにブランクをつくることに不安を感じる」という悩みを聞きました。

私は育児を通じて、いろいろな方との出会いやかけがえのない経験を得ることができたと感じています。なので「逆に、仕事を離れて他のことに視野を広げられるチャンスだと捉えてみるのはどうか」とお伝えしたんです。また、同じ悩みを持つ人事職の女性社員にも、「社内の産・育休制度を自分で体験してみることは、きっと仕事にも活きるはず」と。彼女たちからは「今までそんなふうに考えたことがありませんでした。ライフイベントが楽しみになりました」と言ってもらえました。

これも、「Career Mentor Academy」でメンタリングを学び、自分の過去を振り返れたからこそだと思います。私が感じてきたことや経験が活かせるのだと自信につながりましたね。以前の私だったら、自分から「お話を聞きます」と呼びかけることなんてきっとできませんでした。でも今では、誰かのお役に立てるなら喜んでお伺いしたい。そう前向きな気持ちでいられます。

今後の抱負と、受講を検討されている方にメッセージをお願いします!

講座修了後も、社内外の活動でキャリア支援を行っていきたいです。定年を迎えた後も、自分のライフワークにできればと。メンタリングで得た学びは、今後の活動に大きく活かせるだろうという確信がありますね。

受講当初の私のように、周りに対して引け目を感じてしまったり、自分に自信が持てなかったりして、学ぶことをためらってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、メンタリングは等身大の自分をそのまま活かせます。その点で、すごくおすすめしたいですね。

この講座を通じて、本当に人の価値観やバックグラウンドはそれぞれなのだと知りました。自分は自分らしく、誰もがそれぞれの強みを活かして生き生きと輝くことができる。きっとそう感じていただけると思います。

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