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Interview

白鳥歩|受講者インタビュー

スポーツの現場にメンタリングを取り入れ 競技者とコーチのキャリアを明るく照らす存在に

日本バレーボール協会ビーチバレーボール強化委員

白鳥 歩

受講コース
BCMA認定キャリアメンター®資格取得コース2期
プロフィール
日本体育大学大学院卒。小学校から大学までインドアバレーで全国大会出場、ジュニアカテゴリでの代表を経験。大学卒業後、ビーチバレーボールへと転向し、国内だけではなく数々の世界大会にも出場。2016年大学院に入学し、選手・学生・コーチのハイブリットキャリアを実践。2020年スポーツ庁委託事業2020年女性エリートコーチプログラムを受講し、エリートコーチとしてのキャリアを歩み始める。現在は特別研究員として女性エリートコーチ育成に携わりながら、ビーチバレーボールの強化スタッフとして活動。スポーツ界で新しいロールモデルを目指す。

現在の仕事内容を教えてください。

これまでは、日本体育大学のビーチバレーボール部でコーチを務めていました。2022年4月から日本バレーボール協会の専任コーチとして、代表選手やジュニア選手の指導者になる予定です。

私自身、2021年の夏まで現役の競技者でした。小学生の頃からバレーボールを始め、大学でビーチバレーボールに転向。もともとコーチになるつもりはなく、現役時代に「自分の競技力向上に活かせないか」と考えたことから、大学院に進学して指導者としてのノウハウを学び始めました。その流れで母校のコーチも務めるようになり、そこで心境に変化がありました。生徒たちに一方的に教えるというより、コーチ自身も一緒に成長していける楽しさを感じて「この道に進んでみたい」と思うようになったんです。

「Career Mentor Academy」を受講したいと思ったきっかけは?

ビジネスの分野で注目されているメンタリングを、スポーツの現場にも取り入たいと思ったことが最大のきっかけです。

私は以前、日本体育大学が実施する「女性のエリートコーチ育成プログラム」に参加させていただきました。そこでメンティ(相談する立場)として、Mentor Forの公式メンターやスポーツ界の先輩方とのメンタリングを初めて体験したんです。自分が競技者として、またコーチとして抱える悩みを不安ながらも打ち明けると、メンターの方から新たな視点でアドバイスをいただくことができて。その言葉に、すごく背中を押してもらえたんですよね。

自分自身に大きな変化があったので、メンタリングには絶対に競技者やコーチの未来を明るくする力があると感じました。今度は私がメンターとしてのスキルを身に付けて、スポーツの世界にも広めていきたいと、「Career Mentor Academy」2期の受講を決めたんです。

講座での一番の学びは?

少しテクニカルなお話になってしまいますが、メンタリングの2つの技法が特に印象に残っています。

1つは、「オートクライン」と言って、対話の中でメンティが自分で話す言葉を自分で聞くことによって気づきを得る体験のことです。もう1つは、相手の回答を「7秒待つ」こと。メンティが自分で考えて言葉を発せられるように、寄り添う姿勢が大事なのだと知りました。これらは、部活のコーチとして生徒と接する中でもすぐに実践できるテクニックでしたね。

講座で学んだメンタリングの手法を取り入れると、選手とのコミュニケーションが明らかに変わっていきました。競技に直接関係のない普段の生活やキャリアにおける悩みの相談もしてくれるようになったんです。関係性が深まっただけではなく、不思議と選手の主体性もかなり上がったような気がします。自ら考えて行動することを促し、それによって結果的に自信をつけてもらえるのは、メンタリングならではの効果ではないでしょうか。

そのほか、「Career Mentor Academy」で得られたことがあればお聞かせください。

さまざまなフィールドで活躍する受講生の方々とご一緒できたので、困ったときや悩んだときに相談できる仲間が増えたのはとても財産になると感じています。今後、スポーツの分野でメンタリングを発展させていきたいと思っているので、専門的な相談に乗ってくださる方がたくさんいるのは心強いですね。

多様なバックグラウンドを持つ方とつながることができて、スポーツの世界に身を置く人間としても、視野が広がったと思います。

「Career Mentor Academy」で得たものを、今後どのように生かしていきたいですか?

メンティ・メンター両方の立場を経験し、スポーツの世界にこそメンターは必要だと実感しています。

スポーツに一心に打ち込んでいると、自分のキャリアの選択肢が狭まってしまう感覚に陥ることがよくあります。その上、ロールモデルもなかなか周りにいません。でも、外の世界から「こんなことに挑戦してみたら?」と選択肢をもたらしてくれる存在がいると、勇気をもらえます。選手にとってキャリアの可能性が広がると、メンタルも安定して、競技力の向上にもつながるんです。

まずは現場で、目の前にいる選手やスタッフの人たちと関わっていく中で、メンタリングで学んだコミュニケーションを発揮していきたいと思います。周りの人たちに少しでも良い影響をもたらせたらうれしいですね。

関連リリース:https://prtimes.jp/story/detail/ArYWJ9IOzAB

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